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ITUトライアスロンワールドカップ宮崎2016|2017年バラモンキング完走記 第4話

2019.01.26 / トライアスロン

第1話からはこちらから

 

上浦トライアスロンの結果で完走できるのかと危機感を募らせつつ、いよいよバラモンキングへの出場資格を得るためのITUトライアスロンワールドカップ宮崎です。

これを完走しないとバラモンキングに出場するための

参加申込の段階で、過去3年以内に総合距離51.5km(ショートディスタンス)以上のトライアスロン競技大会に完走した実績がある方。

という資格を満たせません。

 

レース概要

会場は宮崎県宮崎市のシーガイア周辺、スイムとランはみやざき臨海公園の海岸、バイクは一ッ葉有料道路です。

距離はスイム1.5km、バイク40km、ラン10km、トータル51.5kmのショートディスタンス(オリンピックディスタンス)。

ITUトライアスロンワールドカップ宮崎という仰々しい名前ですが、ワールドカップに出ているのは世界中から集まったプロ(エリート)の選手で、僕のような一般人(エイジ)もプロがレースを終えた後に同じ会場・コースを使ってレースできますよ的なイメージです。

出場者は約600人。

プロレベルで速い人もいれば僕のような初心者もいるといったレースです。

2016年は10月30日に開催され、寒いんじゃ?と思いましたが当日は結構温かく、朝少し肌寒い程度でした。水温も結構温かく、寒かったという記憶は無いです。

 

なんだかガチのレースっぽくてビビる

プロが出場するワールドカップというだけあって、会場はそれっぽい雰囲気でした。

MCが実況中継までしていて、上浦トライアスロンのほのぼのした雰囲気とは全く違いまたまたビビりあがってました。

前日にエリートのレースを観戦して、凄すぎてほえーっとなってました笑

一般のレースもほぼ同じ会場・コースを使います。

前日に受付と選手説明会に出席。

やっぱり周りの人はみんな速そうでここでもビビります。

上浦トライアスロンがダメダメだったからか、余計にビビってました。

でももうここまできたらやるしかない。

前日はホテルに戻って早めの就寝です。

 

フィジカルナンバーシールに感動

朝9時スタートなので、会場に7時には着いておくために朝5時半起床。

目をさますためにシャワーを浴びて朝食〜準備と結構慌ただしいです。

そんな中でも楽しみにしていたのがフィジカルナンバーシール。

肌に直接貼るレースナンバーシールなんですが、これに憧れてたんです!

3039、サンキューだから結構良いナンバーじゃん(笑)とテンション上がってました。

準備完了でホテル出発。

会場には7時頃着で、バイクやら補給食やらセットして、お腹の軽量化も早めに済ませて準備万端です。

周りも速そうだし会場も本格的だしMCは朝からテンション高いしで、いつもどおりド緊張してましたが「最悪完走さえすればOK」と言い聞かせてました。

8時15分頃からスイムウォーミングアップ〜開会式と経て、いよいよスタートです!!

 

スイムスタート〜荒波に揉まれまくる

前2レースで結構慣れたのか、今回も最前列少し後ろくらいに並びます。

いつものプアーンという気の抜けた音でスタート。

浜辺をダッシュして池の鯉状態を可能な限り避けるためにそのままの勢いで海に飛び込みます。

泳ぎだすと、、、、

 

波高くね?(汗汗汗)

 

この日、波とうねりがが物凄かったんです。

僕は今まで20レースほどトライアスロンに出ましたが、このITU宮崎が一番海が荒かったです。

泳いでる最中に顔を上げて方向を確かめるために目印のブイを探すけど、波とうねりが凄くてブイがなかなか見えない汗

しょうがないので周りの人を信じてついていきました。

その最中にも常に身体が1mくらい上下しながら泳いでいるような感覚。

これ泳げない人ヤバイんじゃ。。と思いつつも、なんとか泳ぎきりました。

時間は27分。荒れてた割には上出来です!

 

有料道路が気持ちよかったバイク

スイムアップ後、またまたウェットスーツ脱ぐのに手間取りましたが、なんとか脱ぎつつトランジションエリアで補給と準備をしてブラックメテオ号(汗)でバイクスタート。

このITU宮崎のバイクコースは、普段は走れない有料道路をレースのためだけに貸し切って走れます。

もちろんそんな経験が無かったので凄い気持ちよかったです!

が、ここでも問題が。。。

このレースのために、GARMINというレース中の時間・距離・心拍などを測れる腕時計を買っていたんです。このガーミン、スイムアップとバイクスタート、ランスタート時に「ここで競技が切り替わるよ」という意味でボタンを押さないといけないんです。

僕は見事に押し忘れていました。。レースに必死で汗
しかも間違ったボタンを押したら、訳がわからない画面になってしまい、結局この腕時計でのタイムは測れませんでした。。

でも仕方がないので切り替えて飛ばしていきます。

有料道路を2周して、無事にバイクゴール。

1時間15分ほどでした。

いよいよ最後のラン10kmです!

 

以外に走れたラン

バイクを置いてランシューズに履き替えてスタートです。

上浦トライアスロンの反省から、序盤はかなり抑えて走っていました。

ランは会場周辺の1周2.5kmを4周。

走っていると妻が沿道で応援してくれてるのが確認できて、凄くホッとしたのを覚えています。

スイムが得意といいつつも、命の危険も0ではないので気を張っていたからだと思います。

子どもたちは、、遊びに夢中で結局レース中見かけませんでしたが。。泣

そうこうしてるうちに3周目に入ります。

ここでなんか今日キツくない、もっと飛ばしても大丈夫な気がする。

と一気に飛ばします。

ここまで来ると完走はほぼ間違いありません。

7月に突然姫島トライアスロンにエントリーして、バラモンキングを知って、ブラックメテオ号と出会って、上浦トライアスロンに出て、、、不安だらけでビビりあがってたけど、なんとか、なんとかここまでこれた。

そう思うとホッとして泣けてきました。

まだまだ初心者で、バラモンキングへの道にはやっと挑戦権を得ようとしている段階だけど、最初の一歩としては俺頑張ったよな。と。

残り200m、ウルウルしつつも最後はダッシュ&笑顔でゴールです!

タイムは2時間48分。

3時間切れないと思っていたので上出来です!!

レース後に子どもたちと撮った写真は宝物です。

 

つづく

(不定期連載です)