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試練と邂逅|2017年バラモンキング完走記 第2話

2019.01.16 / トライアスロン

第1話からはこちらから

 

 

姫島トライアスロンを無事に終えて、バラモンキングの恐怖にガクブルしつつも、バラモンキングについてまたまた色々と調べまくる。

そしていくつかの課題と試練があることに気がつきました。

 

出場資格確保という試練

その時点で、僕にはまだ出場する資格すらありませんでした。

バラモンキングは総距離226kmのロングディスタンスレース。

当然、素人に毛の生えた程度の僕みたいなのが突然出ていいレースではなく、そういった意味で出場資格が定められています。

参加申込の段階で、過去3年以内に総合距離51.5km(ショートディスタンス)以上のトライアスロン競技大会に完走した実績がある方。

ショートディスタンスとは、スイム1.5km、バイク40km、ラン10km、トータル51.5kmのレースのこと。オリンピックもこの距離で開催されています。

そして「参加申込の段階で」ということは、エントリー開始の12月1日までにショートディスタンスのレースを完走しなければいけません。

まだ姫島トライアスロンを終えたばかり。夏も終わって9月になろうとしているのに、これから申し込んで12月までに完走出来るレースなんてあるんだろうか。。。

無ければ挑戦が一年延びてしまう。。。と思ったら、

あった!!

ちょうどその年から宮崎のシーガイアで、11月にITUトライアスロンワールドカップ宮崎というレースが開催されだしたんです。

幸いまだエントリーも受付中。ワールドカップというちょっとガチっぽい名前にビビりながらも、これしか道は無い!と速攻エントリーしました。

これさえ完走できれば出場資格確保です!

 

黒い流星との邂逅

これは試練というよりかは課題でしたが、当時クロスバイクしか持っていなかった僕はロードバイクもしくはトライアスロン用のTTバイクを買う必要がありました。

ITU宮崎もバラモンキングも、クロスバイクNGなんです。

ですが、、、ロードバイク or TTバイクって高いんです(涙

上を見ればそれこそ100万円に届きそうなくらい。。

まだ初心者なのに、いきなりそんなにお金掛けられない、、と思いつつ、自転車屋さん巡りをしていると、ちょうどセールで28万円のロードバイクが18万円に!

しかもカーボンフレーム!

2年くらい前の型落ちで、コンポーネント(ギアのことです)はTiagraというグレードの落ちるものでしたが、そもそも初心者なので変速がスムーズだとかよりもカーボンで軽いことのほうが重要でした。

とはいっても高い買い物なので、妻の手前一応悩んだふりしましたが、無事にお買い上げです。

乗り出して最初は、ポジションが合っていなかったのか「これクロスバイクのほうが早いんじゃ??汗」な状態でしたが、詳しい人にポジション調整してもらってからはその速さに驚きました。

風を切って走る感覚が凄く心地よかった。それはまるで銀河を切り裂く黒い流星のよう。
僕はこのロードバイクに「ブラックメテオ号」と名付けました(中二病)

恥ずかしいので誰にも言ってません。

 

ITU宮崎の前哨戦

その他にも、トライスーツ(こんなの)やヘルメットやロードバイク用のシューズも揃えました。

そして実は、上浦トライアスロンという佐伯で10月中旬に開催されるレースにもITU宮崎の前哨戦としてエントリーしていました。

上浦トライアスロンはスイム1km、バイク28km、ラン5km、トータル34kmと、ショートとスプリントのちょうど中間のレースです。

これだけではバラモンキングの出場資格を満たせないのですが、圧倒的に経験不足の僕にはとても有り難く、絶対出るべきだと思ってエントリーしていました。

いよいよブラックメテオ号(笑)の初陣です!

 

つづく

(完走記系は不定期連載です)