2019.01.11 / トライアスロン
姫島トライアスロンでのトライアスロンデビューを控えた2016年8月中旬、昼休みのひとときに、僕はお気に入りの大分駅前ドトールにてネットサーファーになっていた。
調べる内容はもちろんトライアスロンのこと。
世の中にはそんな僕には神のように思える、惜しみなく情報を提供してくれるブログが山ほどありました。
そんな中で出会ったあるトライアスリートのブログ。
このブログをきっかけに、僕は更にトライアスロンの沼へとはまり込んでいくことになるのでした。。。
バラモンキング? なにそのインドっぽい名前。
僕の率直な第一印象です。
でも名前が変でもとにかく貪るように情報を欲していた当時の僕は、おかまいなしにブログに目を通し始めました。
そこにあったのは、長崎県五島列島の福江島で開催される、バラモンキングというとんでもないレースの情報と、それを見事完走した熱い男たちの挑戦記。
以前書いたように、トライアスロンには距離によっていくつかのカテゴリに分かれている。
バラモンキングはそのうちロングディスタンスというカテゴリのレースで、その総距離なんと226km。
大分市から高速道路を通って車で福岡ICまで行っても約150km。
それよりさらに76kmも長いレースを泳いで、漕いで、走る切るレース。
内訳は、スイム3.8km、バイク180km、ラン42km。
制限時間15時間。
衝撃的だった。半端ない。マジで半端ないレース。
それをそのブログの人たちはトライアスロンをはじめて1年以内で完走してる。
しかも僕のように水泳経験があるわけでもなく、ほぼ初心者の状態から。
リンクを張っておくので是非読んでもらいたいです。
全13話の濃厚かつボリューミーな感想記を読んで、思いがけずドトールで泣きそうになりました。
なんて凄いレース。なんて凄い人たち。
226kmもの超長距離、当然限界なんてとうに越して、限界の限界の限界まで超えたフィニッシュに感動。
と、同時に無謀にも「俺もこんな濃厚な経験してみたい」と思いました。
でも無謀です。トライアスロンはまだ初レースすら完走してない、もともと運動神経も鈍い。
水泳が得意であっても、そもそもハーフマラソンですら走ったことがない。ロードバイクも持っていない。
今のままでは絶対無理だと。
でも周りの人や、自分ですら不可能と思うことを、色んな壁を乗り越えて、限界の限界の限界を超えて達成する。
そんな最高の喜びを自分も味わいたい!!
僕の長く、怖く、孤独で、辛くて、でも最高の喜びを味わえたバラモンキング完走への挑戦が始まりました。
続く
(不定期連載です)