2023.05.25 / デザイン
デザインやホームページを制作する際に、心理的な部分でブレーキが掛かってしまい制作スピードが遅くなることがあります。
それは、
「頭では良い感じに出来上がっているけど、、実際作ってみてデザインとして耐えられないものだったらどうしよう。。」
「その時間が無駄になってしまう。。」
といった思いです。
誰しも無駄なことはしたくないし、自分の考えたデザインが良いものであってほしい。
形にすることで間違いを指摘されるなら、形にしたくない。
そう思ってしまいがちです。
これはデザインだけではなく、何かしらを0から創る作業全般に言えるのかもしれません。
ですが今までの経験からいうと、
「形にしてみたら変だったけど、そこから更に感覚が洗練されて結果的には頭で考えていたものより大幅に良いデザインが出来た」
ということが多いです。
弊社制作実績で例に挙げると、だいぶ前になりますがサラダホーム様のホームページを制作したとき。
このとき、最初はパプリカなどの野菜を細かくカットして、それを積み木やパズルのように組み合わせて「サラダ✕住宅」というビジュアルイメージを制作しようとし、実際にスーパーで野菜を買ってきてカットし、組み合わせてみると。。
なんとも言えない無惨な感じに。。
そもそもパプリカは表面がデコボコしていて、それを組み合わせたものもデコボコするわけです。
住宅会社のデザインなのに、ビジュアルイメージがデコボコで崩れそうなのは確実にNG。
無駄足踏んだか。。と思っていたら、たまたま、なんとなく買っていたカリフラワーとブロッコリーが目に入りました。
自分は難しく考えすぎていたのでは?
無理やりにビジュアルを作るのではなく、もっとシンプルにカリフラワーにドアを付けただけのほうが、「サラダ✕住宅」というビジュアルイメージとして成立するのでは?
そう思って試しにカリフラワーを撮影し、そこにドアをPhotoshopで合成してみると、バッチリとはまりました。
そこからはそのビジュアルを軸に展開し、その後数年使っていただけるデザインへと着地しました。
これはタイトルにあるように「TRY & ERROR」を恐れず、面倒くさがらずに取り組んだからこその成果だったと思います。
案件により様々な事情もありますが、創作するということは多くの場合、お客様だけのオリジナリティを探す作業です。
それは頭を悩ませますし、アイデアが出ない時は苦しいし、カタチにして駄目だったらと思うと怖い。
でも、だからこそ出来上たものが輝く。
これからも「TRY & ERROR」を恐れず、むしろ楽しんで制作していきたいと思います。
【あとがき】
今日の大分市内は曇りがち。週末はトライアスロンのトレーニングしないといけないので晴れたらしいなと思ってます。