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最高の思い出、最高の宝物|2017年壱岐ウルトラマラソン完走記 第8話

2019.04.27 / マラソン

第1話からはこちらから

 

ゴール後

ゴール後に完走メダル、完走証をもらい、すぐに妻に電話します。

「もしもし、おで、、、100km完走できたじょーーーーー!!」

もうその後は泣きすぎて言葉が出てきません。

こんな鈍足な自分が、まさか、自分の人生の中で一日に100kmを走る日が来るなんて。

完走できた、できたはず、完走メダルがある、完走証がある。

まだいまいち実感がわきません。

でも、完走できたんです。

その後は着替えて歩いてホテルに帰るつもりでしたが、更衣室で座ったまま動けなくなりました。

運営の方が「医務室行きますか?」と言われたけど、ただ疲れただけです。

少し休んだら動けると思いますと伝えると、明日のフェリー欠航で帰れないので、運営の方からホテルに選手を優先して延泊できるように頼んでくれたと聞きました。とりあえず台風の中、外に放り出されることは回避です。本当に有り難い。

あと、ホテルまでまったく歩いて帰れる気がしないのでタクシーも呼んでもらいました。

なんとか着替えて、タクシーに乗る頃には会場を去る最後の選手になっていました。

 

深夜に実感が湧く

ホテルに帰ってなんとか気力を振り絞りシャワーを浴びたらそこでバタンキューです。

はっと気がついて起きるとまだ深夜3時。

枕元には完走証と完走メダル。

ここでやっと実感がわきました。

本当に100km完走できたんだな、と。

今回は天候面が厳しすぎて、本当になんとかギリギリの体力で完走した感じです。

でも、初めてのウルトラマラソンでこんなキツイ思いして結果的には良かったなと思います。

自分の中でキツイことへのハードルが上がったので。

どうせ明日は台風で一日宿に缶詰なので、また眠りにつきました。

 

台風直撃を経て帰路につく

翌日は予報通り台風直撃です。

痛い脚を引きずって近くのコンビニまで行きましたが、物凄い風でした。

一日ズレていたらレース自体中止だったろうなと。

そしてフェリー欠航が決まってからの運営の対応も素晴らしかったです。

ホテルへの延泊の連絡、仕事がある人には島内数箇所のWifi環境がある施設の無料開放、観光施設の無料化などなど、欠航になったのは仕方ないとして、最大限快適に過ごしてもらおうとするホスピタリティを感じました。

運営の皆さん、ボランティアの皆さんにはレース時も、レース後も本当に感謝しかありません。

そして翌日、フェリーとジェットフォイルが昼過ぎから運行再開したので、壱岐をあとにします。

運営の方はジェットフォイルの出発まで盛大に見送っていただきました。

この壱岐ウルトラマラソン、100km走ったことも、台風で延泊したことも、僕にとって最高の思い出になりました。

一生忘れません。

そして壱岐が大好きになりました。

またいつか、この壱岐ウルトラマラソンに参加したいと思います。

 

以上、初めてのウルトラマラソン100km完走記でした。

お読みいただきありがとうございました!

 

おしまい