第1話からはこちらから

• 第1話 途方もない100kmへの挑戦
• 第2話 月間200km走る
• 第3話 壱岐上陸
• 第4話 スタート〜イルカパークという名のデス・ロード

 

 

イルカパークへの往復デス・ロードゾーンをなんとか越えて、その後は比較的順調に走っていました。

42km地点にたどり着き『フルマラソンだったらこれでゴールなのにな。。』と思いつつも考えてもしょうがないので無心で走る。

よく100kmも走るんだから42kmなんて余裕でしょ!?と言われますが、大きな間違いです。僕のような低レベルランナーはフルマラソン1回分しっかり疲れています。

あと8km走った50km地点にはスタート前に預けた荷物を受け取れて、壱岐牛のカレーなどの食事もあるビッグエイドがあるのでひとまずそこまで頑張ります。

 

50km地点ビッグエイド

やっと半分走りました。

すでに身体はボロボロ、もうこのまま辞めてホテルに帰ってもダメージ残りまくるくらい疲れています。

でもあと50km走らないと完走して『ウルトラマン』の称号はゲットできません。

ひとまず預けた荷物をピックアップして、後半の補給食や音楽作戦用のイヤホンなどをセットします。

食事が豊富だとの情報を得ていたので楽しみにしていたんですが、、全く食べたくありません。

壱岐牛のカレー、、楽しみだたけど、、カレーなんて食べたら確実に吐く。。

なんとかオニギリと、そういうこともあろうかと用意しておいたジェル系の補給食を食べてリスタートです！！

 

砂が真横から襲いかかるサンドストーム清石浜

リスタートして3kmほどで清石浜という晴れていたら凄くキレイな砂浜横を通過します。

でももう今日は雨も降っていたのでまったく期待していませんでした。

そもそも疲労が限界を迎えつつあるこの状態では、晴れていてもスルーします。

が、、この日の清石浜はスルーなんてとても許してくれませんでした。

砂浜横の道路に出ると、、、ゴオオオオオオオオオオオオ！！！！

また超強風です。。体感的には風速20mはあった気がします；；

風だけならまだしも、、真横から強烈な砂つぶてが襲いかかります；痛い、本当に痛い；目が開けてられません。

手とタオルで顔を覆い、砂漠の民スタイルでなんとか走りますが、風で身体も持っていかれて本当に苦しかったです。

 

僕はこのサンドストーム清石浜を一生忘れません。