2023.10.02 / デザイン
僕が新人時代に先輩から言われて今でも頭に残っている言葉があります。
それは「アプリに使われるデザイナーになるな」という言葉です。
この場合のアプリとはadobeのIllustlatorやPhotoshopなど、現在ではほぼ全てのクリエイターに必須のアプリケーションのこと。
もちろん僕もコレがなければデザインを作成することが出来ません。
百歩譲って他のアプリケーションでもデザインを作ることは可能ですが、そもそもPCなどのデバイスが無い状態で、昔のデザイナーのように手書きでデザインを作れと言われても無理です。
では「アプリに使われるデザイナーになるな」とは、どういった意味なのでしょうか?
これの意味を例に挙げると
①Illustlatorの新機能のコレが使いたいから、こんなデザインにしよう!
②自分が作りたいデザインに、Illustolatorの新機能が必要だったから使った!
の違いだと考えています。
①がアプリに使われたデザイン、②がアプリを使ったデザイン、ということです。
要は自分が作りたいデザインを実現するために必要であれば使っても問題がない、主体性を持って使えば問題がないということです。
アプリケーションを正しく使う側で居ることによって、制作環境に左右されずに自分が思い描くデザインを制作できるようになります。
古いバージョンで機能が少なくても、最悪違うアプリケーションでも制作出来ます。
僕はグラフィックデザインだったら、Illustolatorの旧版8でも十分にデザインすることが可能です。
(8以下はさすがに厳しいですが、、)
アプリケーションは正しく使いこなせば制作の効率化などとても便利なものです。
先日のブログでPhotoshopの生成拡張を絶賛したばかりですが、効率化などに上手に活用し、アプリケーションに振り回されない、使いこなす側のデザイナーであるべきだと僕は思っています。
おわり