2023.07.03 / ウェブ系いろいろ
ウェブデザイン制作のツールは日々進化しています。
有名所だとAdobeのIllustlator、そしてPhotoshopなど。
過去にはMacromedia社がWebデザイン制作に特化したツールとして出していたFireworksなどもありましたが、Adobe社に買収され現在では上記2ツールを使ってデザインしている人がほとんどかと思います。
Illustlatorはもともとグラフィックデザイン(主に紙媒体のデザイン)向けのツール、Photoshopは名前の通り写真編集ツールですが、ホームページのデザインや、UIデザインなどにも使われています。
ちなみに弊社では、グラフィックデザイン・ウェブデザインともに現状はIllustlatorでデザインを作成しています。(Photoshopは画像編集で使っています。)
そんな現状に数年前からAdobe社が出してきたUIデザインツールがAdobe XDでした。
デザイン作成だけでなく、プロトタイプの作成なども簡単に行なえ、ウェブデザイン&UIデザインに特化したツールという立ち位置だったのですが、ベータ版でリリースされてから、本格的なデザイン制作には微妙に機能が足りない印象があり、弊社での採用はしばらく見送っていました。
2022年になり、そろそろ機能も充実してきたからウェブやUIデザインはXDに乗り換えようかと思っていたところ、、Adobe社がFigmaを買収&XDの開発を止めるとのニュースが飛び込んできました。
上記の意味するところは、
「UIデザインツールとしてはXDではなく、Figmaを使ってね!」というAdobeからのメッセージです。
正直、XDは充実したとは言え機能的にはまだ足りないと思っていましたし、IllustlatorやPhotoshopから乗り換える合理的な理由に少し欠けていたので良いと言えば良いのですが、突然の方針変更には驚きました。
FIgmaでがっつりとデザイン制作したことは無かったのですが、お客様とのオンラインMTGの際に便利なのでプレビュー用に使用していました。
全ての機能を把握している訳ではないのですが、ざっくりとした印象として
①デザイン制作の使用感はIllustlatorに似ている
②でもUIデザインに特化している分、Illustlatorに無い便利機能が多い
③ブラウザでデザインするという概念が特徴
④チームやお客様とのやりとりに便利な機能が多い
といった感じです。
特にブラウザ上でデザイン制作をするというのは今までの常識から考えると、少し躊躇してしまう部分がありますが、これも慣れなのかなと思っています。
また、公式サイトでは「コラボレーションのために構築されたオールインワンデザインツール」と謳っているだけあって、上記④の面でも非常に便利です。
オンラインMTGの際にFigmaの画面に自分のカーソルと、共有した相手のカーソルが同時に表示されるのですが、それが今どの部分について話しているかを理解するのにとても役立ちます。
その他、相手が何かしらFigma上で操作(デザイン修正など)をすると即時反映されるので、横にいてあーだこーだいいながら制作しているような感じでもできます。
僕は直感派だと自分で言いつつも合理的なものも好きなので、Figmaというツールの上記のような合理的な面がとても気に入っています。
その他の機能は挙げたらきりがないので割愛しますが、数年後にはUIデザインツールでトップシェアになると僕は予想しています。
弊社の乗り換え時期はまだ未定ですが、いきなり切り替えるのではなくて徐々にFigmaに慣れながら切り替えていこうと考えています。