2019.06.27 / トライアスロン
スイムアップしてバイクバッグを取り、バイク用装備に着替えます。
このトランジションは唯一、前回よりも早い自信がありました。
前回は安全に行くために落ち着いてゆっくり準備しましたし、いろいろと必要のないこともやってたんです。
今回は靴下履いて、バイクグローブ・ヘルメット・ゼッケンベルト・サングラスを装備。スプレー式の日焼け止めを吹きかけて終わりです。ウェアはトライスーツをスイム時から着ていたし、アームカバーもスイム時から着けていました。
前回はバイクウェアに着替えてアームカバーも着けてワセリンも再度塗ってとしていたので15分ほどかかりましたが、今回は9分でバイクスタート。
スイムで5分余計にかかっていたので6分の節約で取り戻した感じです。
いよいよバイク180kmスタートです!
目標は7時間。正直先が長すぎて気が遠くなります(汗
T1をスタートして富江港付近の半島をまずはぐるっと一周。
その後島の西側55kmの周回コースを2周(計110km)してT2の福江港へと移動するコースです。
スタートしてすぐに風が強いことに気が付きます。。
まじかよ、、と思いますがもうここまで来たらしょうがない。先に進まないと終わらないんです。
本当に早く終わりたい(笑)あと180km自転車漕いでそのあとフルマラソンとか本当にドMな競技です。
先を考えると絶望するので無心で漕いでいるとスタートから約1時間経っていました。
そろそろ補給しないとまずいな、、と思いつつもボトルに入れた補給用ジェルをまったく飲みたくありません。。
スイムで海水を飲みすぎてこの時点で胃が気持ち悪くなってたんです。。甘ったるくて不味いジェルを飲みたくない。。
補給しないといつか力尽きるけど飲みたくない、、無理やり飲んでみますが吐きそうになります。。
あーどうしよう、、と思っていると、バイクフレームに着けている小さいバッグ(こんなの)に口直し用にベビースターラーメン丸と柿の種のブロック状になったもの、そしてナッツ類を入れていたのを思い出しました。
口に入れてみると、、食べれる!これなら食べられます!
量は少ないですが、なんとかこれで補給しつつ、残りはエイドでバナナと梅干しをもらいつつ乗り切ることにしました。
周回コースを抜けて一周55kmの周回コースへと入っていきます。
ここで風がさらに強くなってきました。。風力発電用の風車が並んでいるんですが、ガンガン回っています。。
ヤバイな、、これは7時間にこだわりすぎるとバイクだけで体力を使い果たしてしまう。このあとフルマラソンを走らないといけないのでそれは避けなければいけません。
多少スピードが落ちてもいいので70%くらいの力で進むように意識を切り替えました。
そうこうしていると周回コースで1つだけある折返しポイント「大宝エイド」が近づきます。
またバナナと梅干しもらうか、、と思いながら走りつつ、少しの段差を乗り越えた時にバイク後ろに備え付けてあったツール缶(もしもの時の修理道具などを入れている缶)から中身が吹っ飛んでいきました(汗
どうやら蓋がどこかのタイミングで落ちたらしく。。
このままだと後続の選手が危ないので停止して落ちた中身を拾います。
もしもの時のための修理道具ですが、180kmも走っているとそのもしもに出会う確率も高いです。
その時修理できなければメカニックカーを待ったり、最悪そこでリタイヤになってしまいます。
蓋だけどこかに消えていたのでひとまずビニールテープで蓋をして、大宝エイドでガムテを借りて絶対落ちないようにガチガチに固めました。
大宝エイドを過ぎてアップダウン区間に差し掛かります。
確かに結構キツイんですが、それほどではないと感じました。
去年出た皆生トライアスロンはもっと長く登らされた、更に言えば今まで一番キツかったツールド佐伯Sコースでは脚の筋肉が引きちぎれそうだった(笑
それと比べると全然登れます。
人間許容範囲って広がるものだな、、と感心しながら進んでいきます。
途中、下見で来た大浜海水浴場の前を通り癒やされます。
88km地点には事前に預けたスペシャルニーズバッグを受け取れます。
このなんとなく預けたオニギリ。
ジェルでの補給が出来なくなった時点で最重要補給食になっていました。
でもまだココじゃない。
バイクフレームバッグの中身はまだ残っています。
何よりまだバイクだけで92kmもある。
ここで摂ってしまうよりも、もう一周してこの場に帰ってきたときの136km地点になってから摂ったほうが良い。
そう判断して見送ります。
そして少し走ると周回コース2周目への分岐点です。
あ〜これをもう一周か〜。。。
なんか笑える。。
まだまだ先は長いバイクコース180km、ようやく半分と少しです。
つづく