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アイデアが降りてくる前提条件

2019.05.13 / デザイン

今日、お客様とのミーティング中にある天才的なプログラマーのお話をお聞きしました。

その方は、大手企業がパッケージ化して売り出しているシステムをたった一人で作り上げているとのこと。

大手企業のシステムは、何百人単位で作っていると思ったのでびっくりしました。

その方が言うには「突然アイデアが降りてくる」んだそうです。

そうして超集中状態に入ったときは電話すら出てもらえない、何度もかけると無茶苦茶怒られるそうです。

僕も同じクリエイターとして「アイデアが降りてくる」感覚は理解できます。

降りてくると謎の万能感に満たされ、アドレナリン全開で一刻も早く形にしたくてしょうがない。

寝食を忘れて制作に没頭します。

アイデアが降りてくる前提条件

はじめの頃は偶然アイデアが降りてきたんだと思っていましたが、何度も経験するうちにいくつかの降りてきやすい前提があることが分かりました。

①事前にその案件に対しての様々な情報が頭に入っている

②シンプルに考える

③少しだけ急ぎの案件

上記の3つの時にアイデアが降りてきやすいです。

アイデアが降りてくるというのは「神様がアイデアを伝えてくれた」というようなスピリチャルな感じでは無いです。

事前にその案件に対しての情報を自分にインプットし、それを今までの経験をもとにした直感で答えを導き出しているということだと僕は思います。

なので①は必須です。でないと正解が分からないので降りてきません。

そして②と③については、同じような意味があります。

常により良いもの、最高のものを作ろうとしていますが、制作時間がたっぷりありすぎると色んな可能性に考えを巡らせすぎて思考が瞑想してしまうことが多いです。

なので時間を区切って、出来る限りシンプルに考えるということが前提条件に入ると考えています。

また、僕らクリエイターが一生懸命考えた末に、完成したデザインを一般の人が見て「複雑過ぎて理解するのに時間がかかる」という状態になってしまうこともあります。

そうなるとせっかく一生懸命考えてアイデアを出したのに逆効果です。

見た人はほんの数秒でそのデザインもしくは広告に対して「自分に必要か?興味があるか?」を判断します。

その数秒で理解してもらうことが必要なので、出来る限りシンプルな表現が好ましいと僕は思います。

 

まとめ

クリエイターと呼ばれる人には変人が多いです。

特に飛び抜けて優秀な人は超変人だらけです。

常識が通用しないこともあるかもしれませんが、少しだけ大目に見てあげてください。。