2019.05.07 / デザイン
デザイナーやその他クリエイティブな職種は比較的フリーランスになることのハードルが低いと思います。
設備投資は最低限PCとアプリケーションがあれば仕事できますし、場所は最初は自宅兼事務所という人が多いです。
でもハードルが低いからフリーランスになっても、何割かの人は安定した収入が得られずに会社勤めに戻っていきます。
今日は僕が思う、フリーランスで食べていくために必要なことを挙げたいと思います。
※今回は以前書いたような強みがあるなどの能力的な基本は備わっていること前提で書きます。
独立当初は誰もあなたというクリエイターが居ることを知りません。
仕事無いな、と言っている人の多くがこのことに気がついているようで対処していません。
寝て待っていれば誰かあなたと見つけてくれるほど甘くはないです。
僕は独立当初、まず大分市・別府市の全制作会社に「最近フリーランスのデザイナーとして活動しだしたものですが、一度作品見ていただけないでしょうか?」と営業をかけました。
いきなりの連絡なので、9割は返事すらもらえません。
でも、残りの1割は返事をいただけ、実際に今でも関係が続いているところもあります。
これは2007年のことなので、今だったらSNSを活用できます。
このブログのようになんでもいいから毎日ブログを書いても良いと思います。実際、デザインとは全く関係のないレビュー記事を見つけて知っていただき、仕事に繋がるということも最近出てきました。まだ数ヶ月しか書いていないですがそんな効果もあるんです。
大事なのは「真摯な姿勢」と「めげずに発信し続けること」だと思います。
フリーランスになろうと考えている時に、今の会社・取引先・元同僚などから仕事が貰えると見込んでいる人が多いと思います。
僕もそう見込んでフリーになり、実際仕事を頂いていたので間違っていません。
でも、その関係だけでクローズして新たなお客様と出会おうとしないのは間違いです。
例えば4社から合計100万円/月の売上があるよりも、1社1社の売上は少なくても10社から合計100万円/月の売上があるほうが何かしらのトラブルが発生した場合のダメージは少ないです。
取引先の経営状態が悪くて支払いが遅れるようなことは普通にあります。そういった場合に強気で「支払ってください」とはなかなか言えないものです。(よっぽど遅れる場合は強く言いますが。)
リスクを分散する意味で売上を分散する、簡単には出来ませんが、意識するのとしないのとでは大きく違います。
せっかくフリーになったんだからあまり急かせかと働きたくない人も居ると思います。
僕は忙しくないと不安になるタイプなので、来た仕事は断らずにどんどん入れていましたが、ある時妻にこんなことを言われました。
「そんなに仕事詰め込まずに、時間を空けて子育てを手伝ってほしい」と。
言っていることは分かります。つまりは100%じゃなくて70%くらいで仕事してほしいということです。
実際そうしようと70%を超える仕事を断ったこともありました。
でもそうすると「忙しいんだな」と思われてしまい次の仕事の相談までに通常よりも時間が空いてしまうことがほとんどでした。その時はそうした結果、大きく売上が落ちてしまい回復させるのに大変だった覚えがあります。
もちろん、仕事とプライベートの配分を上手に出来る人も居ると思いますが、そうでない不器用な人は最初の3年間は100%仕事に注力したほうが良いです。
家族やまわりにも理解してもらうこと前提ですが。
僕は妻に耐えてもらったので本当に感謝ですし、そういう意味ではいわゆるダメ夫です。
3点ほど挙げてきましたが、それ以外にも色んなことを含めて結局は運です。
力があっても食べていけない人もいれば、力がなくてもなぜか続いている人もいる。
僕も何度かピンチがありましたが、何かしら運良く助けられています。
運はコントロールできないですが、何か要素があるとすれば「ピンチを出来る限り早く察知し、なんでも良いから行動する」ことが運を引き寄せるコツかな?と思います。
何もしない人に幸運の女神は微笑まないように思います。
以上4点を挙げさせてもらいました。
最後は僕のあまり好きではないスピリチャルな感じになっていましましたが、、
また思いついたらご紹介します。
駄文ですが少しでも参考になれば幸いです。