2022.01.10 / トライアスロン
やっとの思いでバイクフィニッシュ。でもまだ最後のフルマラソンが待っています。
正直この時点でもうふらふら。。 暑くて死にそうでした。 でも気力を振り絞ってフルマラソンに望みます。
トライアスロンを初めて一つ学んだことがあります。
どんなに困難でゴールが見えなくて絶望することでも、前に進みさえすればいつかは終わる。
最後の競技、フルマラソンスタートです!!
ランスタート。いつもどおり足は鉛のように重たいです。
海水浴場の隣を通るんですが、暑すぎて海水浴客すら羨ましくない、、クーラー効いた部屋で過ごしてるほうが百倍羨ましいとすら思いました。
そんなとき、沿道のスピーカーから 「只今の気温は35℃です。屋外での運動は危険です。」的なアナウンスがありました。
そんなこと言われても、、笑
でも確かにこの気温で動き続けるのはやばいとは思いました。
身体の芯から熱がこもるような、今まで体験したことのない暑さ。
熱中症に注意とかそんなレベルではない、どうやってこの暑さを凌ぐかが完走に直結する感じでした。
数キロ走ると給水エイドが。
頭から水をかけてもらい、それでもその場しのぎな感じでした。
氷も置いてあったのでそれをウェアの中に直接入れて冷やします。
普段こんなことしたら冷たすぎて飛び上がるんでしょうが、このときはとても気持ちよかったです。
でも氷は腰辺りに当たるので、もうひと押し、確実に冷えるようにしたかったんです。
そこでプラスチックのコップに氷を入れ、ウェアの胸辺りに挟み込み、心臓を直接冷やすことにしました。
むちゃくちゃ身体に悪そうですが、これが効果抜群。 暑いことには変わりないですが、さっきよりだいぶ楽になりました。
ただし、コップに入れてるので走っているとどんどんこぼれていきます。 なのでこの後全てのエイドで氷をもらいながら走りました。
この手のトライアスロンでは途中で善意の人が「私設エイド(非公式の休憩所みたいな感じです)」として色んなものを振る舞ってくれています。
皆生トライアスロンでも私設エイドを見つけました。ここではそうめんを振る舞っていたので当然頂きます。
このそうめんが無茶苦茶美味しかった!今まで食べたそうめんの中でもダントツ。
というか、何か食べてこんなに美味しいと感じたことがないくらい美味しかったです。
普段そうめんってあまり好きではないんですが、炭水化物と塩分摂取を欲していた身体には最高の食べ物でした。
そんなこんなでなんとか折返しの21km地点です。
心臓直接冷やす作戦が無ければ絶対に熱中症になっていたと思います。
この折り返し地点のエイドでは、スイカが振る舞われます。 普段スイカには塩を掛けない派ですが、塩分摂取しなければということで塩を掛けて貪り食いました。 このスイカで更に生き返りました。
日もだいぶ落ちてきて、日差しが弱まるだけでもだいぶ違います。 少しだけゴールできるような気がしてきていました。
皆生トライアスロンのラン復路は同じ道をそのまま逆走する感じです。
往路もお世話になったエイドのボランティアさんに「お世話になりました!」と伝えながらゴールに向かいます。
ロングのトライアスロンの、この日が落ちて終わりに向かう感じがたまらなく好きです。
たった一日の出来事なのに、途中いろんな事があって凄く長い時間が経過したように感じます。
それが自分ただ一人ではなく、出場者の数だけドラマが繰り広げられたと思うと胸にくるものがあります。
ゴールに近づくたびにその思いが強くなり、お礼を伝えるのにもいちいち泣きそうになるので大変です(汗)
残り数キロ。夏とはいえ遅い方の僕がゴールするのはいつも真っ暗になってからです。
交通整理の方にもお礼をいいつつゴールに向かいます。
フィニッシュはどらドラパーク米子陸上競技場です。
会場に入ってからも沿道の人の「頑張れ〜」という声援にいちいち泣きそうになります。
今回は特にキツかったので尚更です。
暑さに弱い自分が、よく35℃の中を十数時間も動き続けられたなと。
いつもですが、今回も自分で自分を褒めてあげたいと(笑
そうこう考えているうちにフィニッシュゲートへの最後のストレートに入りました。
時計を見ると想定していたタイムより少し早い。
心のなかでガッツポーズしながら走ります。
ゴールまで50m、30m、10m、、
暑くて暑くて暑かった、灼熱の皆生トライアスロン、13時間15分10秒でフィニッシュです!!!
フィニッシャータオルを貰ったあと、家族が見えたのでいつもどおりホッとします。
それと同時にいつもどおりタオルに顔を埋めて泣きます(笑
本当に今回のレースはキツかった。
途中何度も心折れかけたし、そもそも熱中症で動けなくなっても全然不思議じゃなかった。
こんな灼熱の日にトライアスロンをすることは全くおすすめしませんし、寿命が少し縮んた気もしますが、それでもまた一つ人生においての宝物を得た気がします。
ちなみにホテルに帰って、ドス黒い何かを吐いてしまったのと、その後数週間体調が優れなかったので身体が大切な人にはほんとオススメしません。。
2018年皆生トライアスロン完走記はこれでおしまいです。
ぐだぐだ更新になってしまい失礼しました。
次は2018年佐渡国際トライアスロン(通称アストロマン)完走記に続きます。