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32km地点までの道のりが最高に苦しい、けど頑張る|2019バラモンキング完走記 第7話

2019.06.30 / トライアスロン

第1話からはこちらから

 

嬉し涙を流すために全力を尽くす

残りラン21km。絶対走りきると決めたものの、いよいよ身体が悲鳴を上げ始めました。

キツイながらもなんとか走れますが、坂があると歩いてしまいます。

21kmをスタートしたのがちょうど18時だったので制限時間の22時まで約4時間。

全部歩いてもギリギリ間に合いますが、それだと本当に心からの嬉し涙は流せません。

キツくても走れる部分は走ります。

僕のトライアスロンをする目的に「嬉し涙を流す」ということも入っているのかもしれません(汗

あと、経験上このキツさを乗り越えればもう一回身体が楽になるタイミングが訪れるはずというのも頭にありました。

セカンドウィンドというやつでしょうか。いや、セカンドどころじゃないな。。

我慢しつつも10.5km先の折返しポイント(32km地点)を再度目指します。

 

もう朝のことが遠い昔のよう

気がつくとだんだんと太陽が隠れてきていました。

スイムスタートしてから約12時間。今朝のことなのにもう遠い昔のようにも感じます。

よく人にも聞かれますが、こんなアホみたいにキツイレースに出て何がしたいのか自分でも良くわかりません。

でもこれはちょっとした大人の冒険です。

険しい海を泳ぎ、延々とバイクを漕ぎ、最後にまた延々と走る。

途中予想外のトラブルもあるけど、それも乗り越えた先にだけ心から流せる嬉し涙があります。

人生で嬉し涙を流すことなんて何度あるでしょうか?

僕は少なくともトライアスロンを始めるまでは10年に一度程度しか経験していません。

涙もろい僕でこれなので、まったく経験したことがない人もいるのではないでしょうか。

それを経験できるのがトライアスロンのロングレースです。

険しい試練を乗り越えて手に入れた「完走」という結果は、間違いなく一生の宝物になります。

 

なんとか32km地点、最後の折返しへ

最高にキツイですがなんとか最後の折返しポイント32km地点へ。

2年前と同じく、嬉しくて記念撮影してもらいました。

長かったこのバラモンキングも残すところ約10.5km。

やっっっっっっっっっっっっっっと終わる〜!と思いつつも寂しさもこみ上げてきます。

また今回も予想外のトラブルがいっぱいあったな。。。でもなんとか乗り越えて完走できそうだな。

残りがまだあるけど、完走が90%ほど確実になって少し感慨に浸っていました。

まあ、このあと最大のピンチが襲ってきて死ぬほど焦るんですが(笑

 

 

つづく