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吐き気との戦いからのFINISH|2018年宮古島ストロングマン完走記 第6話

2019.06.21 / トライアスロン

第1話からはこちらから

 

ハーフ(21km)地点で折り返して残りは21km。

下り基調なので行きよりは楽なはず、、と思いつつもここまで来ると疲労感で脚が前に進みません。。

歩きと走りを交互に切り替えながらなんとか進みます。

周りの人もみんなグロッキー状態。

やっぱりロングレースはそう簡単には完走させてくれません。

制限時間にはまだ余裕があるので回復を期待しつつ、ゆっくりと距離を縮めていきます。

補給食のカフェイン入りジェルを持っていたので、カフェインでの覚醒を期待して飲んでみると、、身体がまったく受け付けなくて喉から奥にやれません。

でもカフェイン以前にここでエネルギー補給しておかないとそのうち身体が動かなくなるのでなんとか胃に流し込みます。

が、飲んだ瞬間から何度も吐きそうになり、遂には立ち止まってしまいました。

吐けば楽になるかもしれない、、でも吐いたらそのうち動けなくなる、、

何度も胃から逆流しそうになるのをなんとかこらえて走り出します。

吐いたらそこで試合終了な気がして意地でも吐かないことに決めました。

もうここまで来たら気合いと根性。

前にさえ進めばいつかゴールにたどり着ける。それだけを考えていました。

 

突然の回復&カフェインが効き出す

そのまま5kmほどゆっくりと進んでいき、給水のエイドステーションにたどり着いて水をもらいます。

エイドステーションには水のほかにスポーツドリンクとコーラがありましたが、甘いものを飲む気が全くしませんでした。

水を飲み干してさあリスタート、と歩を進めだすと、急速に身体に力が戻ってくるのを感じました。

5km手前、時間にして45分ほど前に飲んだカフェインジェルが今頃効き出したんです。

通常であればほぼすぐに効き出すのに、胃で吸収して身体に巡るのに時間がかかっての今効き出したんだと思います。

あのとき吐いて無くて良かった。

そこからはそれまでよりも若干スピードを上げて、出来る限り歩かずに進みます。

 

36kmで更に加速してFINISH

そのまま進んで36km地点。

更にカフェインジェルを追加して、残り6km、気合を入れて更に加速していきます。

といっても6分30〜7分10秒台と平常時に比べるとだいぶ遅いんですが、ここまで来るとまわりは疲れ切って歩いている人も多いのでやたら速く感じます。

それで更に気分も乗ってどんどん進んでいきます。

FINISH手前2kmの最終エイド、スピードを落としたくなかったので「コーラと水ください!」と叫んで走りながら受け取り、コーラは少し飲んで水で口をすすぎ、そのまま突き進みます。

もうここまで来ると完走はほぼ大丈夫。

そしてFINISH会場の陸上競技場にやっとたどり着きました。

トラックを約1周したらFINISHです。トラックに入って家族をさがしてると、100mほど先に子どもたちを見つけました。

見つけた瞬間はいつもどおり涙腺が緩みます(泣)

「また一緒にゴールするぞ!」と伝えて3人で走り出します。

今回も長かった。。。でも、この長い1日もようやく終わる。

子どもたちは走るのが遅いので何人かに抜かれますが、もうここまで来たら順位なんて関係ないです。

 

そのまま3人で並んで遂にスイム3km・バイク157km・ラン42.195、合計202.195kmの旅路のFINISHです。

時間は12時間30分22秒。

ストロングマンの称号GETです!!