2019.02.05 / デザイン
僕は割とどんなテイストのデザインでも作れるタイプです。
ポップ、ミニマル、ガーリー、ナチュラルと幅広く作れると自分では思っています。
これは僕が活動しているのが大分県という地方都市で、ある特定のテイストしか作れなかったら仕事が少ないので、それで自然と身についたものです。
特に得意なものは、、、むっちゃ意外ですが、女性向けのガーリーなデザインとか得意です。
僕自身は男男してるので、みなさんに『コンデンスは女性のデザイナーいるんですか?』とよく聞かれますが、デザインに関しては全て100%僕(梶原)が作っています。
デザインをいつも作っていると、だんだんと『いつもの感覚』が染み付いてきます。
例えば『このデザインにはこの書体を使おう』とか、『余白はこのくらいとろう』とか、『この色だったらこの色が合うな』とかです。
別に悪いことではなく、デザイナーとしての経験を重ねていって、感覚が洗練されてくるからこそ『いつも自分が最善と思う選択肢』から選んでいるだけです。
ですが、僕の場合は、、、それを数年続けていると自分自身のデザインに飽きてしまいます。
飽きるとどうなるかというと、筆が進まなくなるんです。
その時点で作っているデザインよりもっと良いのが作れる気がするけど、まだ見えていないので筆が進みません。
そのままうだうだしていてもしょうがないので、今までの自分の感覚を0から見直す作業に取り掛かります。
デザインの感覚を全部、まっさらにする気持ちで壊しまくります!
でも、この壊すのが一番大変です。
自分の中で積み上げてきた感覚。しっかりと骨まで染み付いてるのでなかなか壊せません。
でも、この作業をしないとデザイナーとして終わっていく気がするので、勇気を持って壊します。
どんなにコンセプトがしっかりしていて、細部まで神経が行き届いていて、技術的にも文句のないデザインでも、極論を言えばカッコ悪いければ駄目です。
逆も言えます。どんなに他がダメダメでも、圧倒的にカッコよければそれでいいんです。
そのカッコ良い or カッコ悪いの判断基準は何かというと、その時の世の中に漂う空気感などのむちゃくちゃ曖昧な感覚です。
要は流行り廃りです。今カッコ良くても10年後はカッコ悪いかもしれない。
だからこそ、数年に一度、デザイナーは自分の感覚を壊して、新しい感覚を自分に染み込ませる必要があると考えています。
なんでこんな記事を書いたかというと、僕も今まさにその時期だからです。
結構勇気がいることなのですが、これを乗り越えて『今までの自分では作れなかったデザイン』を作れるようになった時は本当に嬉しいです。
その快感を得るために、頑張って壊す作業しようと思います。
ラン・・・10km(残り200km)
やっと100km走りました!でも予定より少し遅れ気味です。。
巻き返します!!!