2019.01.20 / デザイン
ロゴマークを作るのが好きです。
お客さまにとって大事なシンボルを作らせてもらえるということもありますが、それとともにロゴマークの制作はデザイナーにとっては一番「職人的な感性」が求められるからです。
職人の「一つの物事をとことん突き詰めていく」姿に憧れているからかもしれません。
その中でもタイポグラフィ(文字)を作っている時が一番神経が高ぶります。
多分多くのデザイナーがそうだと思いますが、ロゴを作る時はフォントの文字はほぼ使いません。
ロゴというのはその企業・事業などを表す一番最小単位であるべきなので、そこに有り物のフォントなどを使うとそのロゴに込めた想いが薄まる気がするからです。
クライアントからの指定の場合や自分でタイポグラフィを作成するより表現として美しくなると思う場合は例外ですが、ほぼ9割以上の場合はオリジナルで作成します。
小難しいこと言ってしまいましたが要は自分がクライアントの立場だったら有り物のロゴでは満足出来ないからです。
①まずはじめに、ペンツールで文字の形を作っていきます。
あとで整えるので結構アバウトな感じです。
②次に線のアウトラインをとって、形を整えます。
③このタイポグラフィの場合はもう少しセリフを付けたかったのと、角を取ってあげたかったのでその作業をします。
④ここまでくればほぼ完成です。
⑤最後に、組み合わせているパーツを合体させて完成です。
かなりざっくりとした流れで紹介しましたが、この文字は大体3〜4時間程度かかっています。
作る文字や文字数によってはそれ以上なこともあります。
例のごとく僕の作り方なので、色々なデザイナーさんの作り方も見てみたいなーと思っています。
僕は完成品を見るよりも、
どんな性格・雰囲気・趣向のデザイナーが途中どのような過程を経てこのデザインを完成させたか?を間近で見ること
が一番勉強になると考えています。
いつか詳しく話します!